今日はテレビ番組「すべらない話」について今思うことを書いていこうと思います。
「すべらない話」は今から10年以上前に、フジテレビの深夜番組として放送されたところから始まりました。
レギュラー放送ではなく不定期の放送だったと記憶しています。
この「すべらない話」を最初に見たときは
抱腹絶倒でした!
たしか、そのときのメンバーは松本人志、千原ジュニア、宮川大輔、ほっしゃん、次長課長の河本、バッドボーイズの佐田だったと思います。
このときは本当におもしろかったですね。最初はこの番組の存在を知らなくて、たまたまラテ欄をみて気付き、あわてて録画したんですが、これほど録画してよかったと思う番組はそうそうになかったです。
こんな「すべらない話」もそれからゴールデンに進出して、今では第29弾までつくられ、DVDもバカ売れして誰もがしるバラエティ番組になりました。
しかし、ここ数年で「すべらない話」を見ていて思うことは
全然おもしろくない
ということです。
最近は録画は一応しとくものの、結局2~3人の話を見ておもしろくないので消してしまうことの方が多いです。
正直、これほどまでに「つまらない話」ばかりになったのに、いつまで「すべらない話」をやるんでしょうか?
「すべらない話」は最高峰の芸人が集まる最高レベルのお笑いのステージ(番組)だった
人におもしろ話をするときに絶対にやってはいけないことがあります。
それは「おもしろい話あるんだけど~」と最初に「おもしろい話をする」と宣言することです。
これをやる人はいまだにかなり多い(特に女性)ですが、これをやってしまうと・・・
大抵の場合、聞いてる相手はこんな感じのリアクションになります(笑)
なぜこんな感じになるのか?答えは簡単で、その宣言をすることで笑いのハードルが思いっきり上がってしまうからです。
それにも関わらず、この番組のタイトルは「すべらない話」なのです。
そうなんです。笑いのハードル上がりまくりの番組になっているんです。
しかし、冒頭で話したように初回にこの番組を見たときは抱腹絶倒してしまったのです。
こんなハードルの上がりまくりの状態なのになぜおもしろかったのか?それは
最高レベルの芸人が、最高レベルのおもしろい話を、最高レベルの技術(話術)で話す番組だからなのです!
正直、こんなタイトルのこんなコンセプトの番組は素人はもちろんのこと、そこそこのレベルの芸人ですら怖くて出たくないと思います。
そんな番組に出演して、おもしろい話ができる芸人さんは本当に素晴らしく尊敬に値します。
「すべらない話」がつまらなくなった単純明快な理由
こんな素晴らしい舞台(番組)だったすべらない話がなぜつまらなくなってしまったのか?
理由は単純明快です。
ネタ切れです。
もう芸人さんたちに「すべらない話」がないのです。
「すべらない話」は現時点(2016/4/18)で29回放送されています。これは1回につき1人3回すべらない話をすると仮定すると、80回近くのすべらない話を披露していることになるのです。
もちろん、毎回出演しているのは松本、ジュニア、宮川大輔くらいなので、他の演者はこの回数になっていません。しかし、それでもよく出演している芸人さんであれば、平均で30回くらいは「すべらない話」を披露してるんじゃないでしょうか?
そんなに「すべらない話」があるわけないんです!
前述したとおり、この番組はもの凄くお笑いのハードルが上がりまくってる番組タイトルとコンセプトです。
このタイトル・コンセプトの元では「並大抵のおもしろい話」はおもしろく感じられません。
ここでは本当に「最高レベルでおもしろい話」が求められるのです。
そんなレベルのおもしろい話が次から次へと生まれて、ずっと続いていくなんてことは不可能です。29回も続いてることがありえないことなのです。
にも関わらず実際には29回も続いている。だからここ数年の「すべらない話」はつまらなくなってしまったのです。
「すべらない話」はとっくにつまらくなったのにいつまでやるんだろう?
これらの思いが、「すべらない話」はかなり前からつまらくなったのにいつまでやるんだろう?という今日のテーマにつながるのです。
もう本来ならば、とっくに終わっておかなければならない番組だと思います。
にも関わらず、DVDが売れるからなのか、視聴率がいいからなのか?わかりませんが、延々と続けようとする姿勢のフジテレビに非常に怒りを覚えます。
別にやりたいんだから、やらせとけばいいじゃないかという声があるかと思います。しかし、私はそうは思いません。
なぜなら
「すべらない話」を、「出演する芸人」を最高だと思っているからです
矛盾していると思いますか?でも私の意見は
素晴らしいからこそ、素晴らしいうちに終わることが必要
だと思うのです。
例を出しましょう。
「ドラゴンボール」はフリーザ編までで終わった方が、間違いなくよかったと思いませんか?セル編や魔人ブー編まで続けてしまったことで、世界観や設定がかなりむちゃくちゃになって、おもしろくなくなったと私は思っています。
このように本来素晴らしいものが、それをいたずらに続けることで、その素晴らしさを消してしまうことになってしまうのです。
だから、私は「すべらない話」を終わらせてほしいと切に願っているのです。
正直、今「すべらない話」を終わらせても、遅すぎです。(ドラゴンボールで言うと、GTくらいまで進んでしまっています)
しかし、それでも終わらせるべきだと私は思います。
おもしろかったときの「すべらない話」を知らない人たちに、「すべらない話」は「つまらない番組」として、記憶されてしまうのが私は悔しくて仕方ないのです。
フジテレビさん、もしこのブログを読んでいたらご検討よろしくお願いします。
抱腹絶倒!本当におもしろかった時代の「すべらない話」をぜひ!
個人的に初期の「すべらない話」で一番おもしろかったのは、ほっしゃんでした。ほっしゃんの話は、基本的にどれもめちゃめちゃおもしろかったです。
一番好きだった話は、ほっしゃんが若手時代にサーカス団の手伝い(アルバイト?)をしたときの話です。抱腹絶倒を保障します(笑)