お笑い芸人になりたいなら迷わずNSCへ行くべし
右みて左みてエルボーというブリッジでおなじみ
「元芸人志望のデブ」こと、まこちゃんです(笑)
今から7年前、芸人になるという夢を叶えるべくお笑いの養成所に入学しました。
私が選んだのは、プロダクション人力舎のお笑い養成所「スクールJCA」でした。
JCAを選んだ理由は、吉本の養成所「NSC」は王道すぎて嫌だったことと、人力舎が実力派の芸人が所属するプロダクションだったからです。
その決断は間違っていなかったと思いますし、緩いJCAでは楽しく過ごしました。
しかし、あれから7年の月日が経て、お笑い業界の情勢が変化しました。
その結果、これからお笑い芸人を目指す人に一言アドバイスをしたいと思います。
お笑い芸人になるならNSCがベスト
だということです。
今日は「芸人になりたいなら迷わずNSC(吉本総合芸能学院)へ行くべし」をテーマに語っていきます。
興味のある方もない方もぜひ読んでください(笑)
お笑い業界の現状は完全なる「飽和」状態
現在のお笑い界を一言で表すなら、それは「飽和」です。
お笑い芸人が活躍できる場の数に対して、お笑い芸人の数が多すぎるということですね。
そんな状態になったのは、お笑い芸人という職業がちょっと特殊だからです。
例えば、スポーツ選手であればどんなにいい選手であっても、老いたら実力が衰えて引退します。
俳優であれば、どんなにイケメンであっても、老いたら高校生の役ができなくなります。
このように他の職業は、基本的に必ず世代交代が起こります。
ところが、お笑い業界はそれが起こりづらいです。
お笑い芸人は老いて実力が衰えても、それで十分世間には通用するからです。
簡単に言うと、10のお笑い力を持つ芸人が老いて6になったとしても、世間のお笑いのレベルが3、4なので、通用するのです。
その結果現在のお笑い業界は、上の世代の芸人が居続けて引退せず、その下の世代が上に行けず、さらにその下の世代も上に行けず・・・・と完全に飽和してしまっているわけです。
笑い芸人として売れるためには縦のつながりが必須
飽和状態のお笑い業界であっても、最低限毎年何組かの若手が登場します。
その若手は、吉本興業(吉本クリエイティブエージェンシー)所属のことが圧倒的に多いです。
その理由は先輩との縦のつながりがあるからです。
お笑い業界の売れてる芸人は、圧倒的に吉本の芸人です。
吉本に所属することができれば、吉本の売れてる芸人さんと接点(上下関係)を持てる可能性があるわけです。
そうなれば、その芸人さんの口利きで前説をやらせてもらえたり、その人の話の中で紹介してもらえたりと、数少ないチャンスをもらえる可能性がでてくるのです。
NSCへの入学を勧める最大の理由はこれです。
NSCに入る(そのあとに吉本所属になる)ことで、吉本の売れてる芸人さんに可愛がられることで、売れるチャンスが他事務所より圧倒的に多いわけです。
さらに付け加えるなら、そのような売れてる先輩とプライベートで絡めることで、お笑い力の向上や実際に番組で絡んだ時に上手くいくといったメリットもあります。
お笑い芸人になりたいなら迷わずNSCへ行くべし
正直、今の飽和状態のお笑い界で売れるためには3択です。
M-1、R-1、キングオブコントなどの、全国ネットで放送されるお笑いコンテストで優勝するか、一発屋芸を確立して売れるか、そして吉本の芸人として先輩に可愛がられるかです。
もちろん、吉本に入って先輩に可愛がられるだけでは売れませんよ(笑)
お笑い芸人として実力がなければ論外です。
ただ、実力があった場合に吉本に所属しているか、他事務所に所属しているかの違いは大きいです。
吉本に所属することは、売れてる先輩とのパイプをつなげられる可能性があるわけですから。
お笑い芸人になりたいなら迷わずNSCへ行くべし!
お笑い芸人になりたい人間には参考になる本
2005年に出た本ですが、これからお笑い芸人を目指す人間が読んでも役に立つはずです。
お笑い芸人という生き方、お笑い芸人のなり方、お笑い事務所情報がこの本にまとまっています。
当時、お笑い芸人を目指すために、必死にお笑いの情報を集める目的でやっと見つけた本です(笑)