みなさんは「哲学」は好きですか?
私は全く興味を持たないどころか、知りもしない分野でした。
「哲学」という言葉の音だけ聞いたことがある感じでした。
しかし、ここ数年生きることに限界を感じていた私は何かに助けを求めるようになりました。中でも一番ためになったのが「本」でした。
「本」には先人たちの知恵や経験がまとめられて書いてあります。そしてそれが自分に役立つということが結構あります。
自分がおもしろそうな「本」を読むようにした結果、つい数ヶ月前コンビニで「人生を楽しくする 哲学一夜漬け」という本が目に留まり買ってみました。
この本でそれまで全く無知だった「哲学」という分野にとても興味を持ちました。人生に疲れ果てている私にとって「哲学」は物凄く役に立ちそうだ!と思わされました。
そんなわけで私の勉強もかねてこのブログのカテゴリには「哲学」というカテゴリを設けました。そんな「哲学」のカテゴリの第一弾の投稿になります。
記念すべき第一回の「哲学」はニーチェ先生の言葉から…
哲学者ニーチェの哲学「過去を愛しすぎる悲劇」
過去のよき思い出を折にふれて懐かしむ程度ならば、まだいいだろう。
しかし、それを超えて過去をあまりに愛しすぎてはならない。
過去を愛しすぎ、過去への強い執着に心を縛られていると、
これからの人生で次々に生まれてくるさまざまな新しい価値と新しい意味がまるでわからなくなってしまうからだ
いや~ニーチェ先生は本当に厳しいことを言いますね!
正直、過去を愛しまくって、過去に生きている私にとっては本当に胸に刺さる言葉ですね。
私が常日頃思っていることに「中学時代に帰りたい」ということがあります。
私にとって人生のピークは中学時代に他なりません。初恋を経験し、部活でおもしろいメンバーに恵まれ、夜更かししてバラエティ番組を見るという生活は本当に楽しかったのです。
この後、高校に進学して地獄を見た以降、「死にたい病」を発症して生きることになった私にとっては、本当に中学時代を愛していますし、常に戻りたいと思っています。
そんな過去を愛しすぎている私に、ニーチェ先生は
これからの人生で次々に生まれてくるさまざまな新しい価値と
新しい意味がまるでわからなくなってしまうからだ
とおっしゃったのです。これは真理です。案の定私は、18~30くらいまでの人生において、次々に生まれてきていたであろう新しい価値と意味がわからなくなっていたと思います。
だからこそ、私はここ数十年間で生きている目的・意義・理由を失ってしまったのではないかと理解しています。
結婚や出産をしている同級生が前に進んでいて、私の時計は止まったままだという感覚はそこに起因していることはなんとなく感じてます。
私にとって中学時代の過去は愛しすぎても仕方ないくらいの思い出です。
しかし、これからはニーチェ先生の言葉を肝に銘じ、私は過去を懐かしむ程度にして前に進みます。
これからの人生で次々に生まれてくる価値と意味を理解できるようになるために。